採用面接の最後で質問をすることは、面接中の質問に答えることと同じくらい重要だ。こうした質問は、その企業で働くことが実際どのようなものかについて見識を深めたり、文化やチーム内の人間関係について学んだりする上で役に立つだろう。
ここでは、採用面接で尋ねるべき5つの種類の質問を紹介する。
企業文化は、仕事を選ぶときに考えるべき重要な要素だ。企業文化についてより多くの知識を得るには質問をすること。人材を必要としている管理職の答えと、管理職が会社についてどのように答えるかの両方に注意を払おう。相手は、企業文化に関する質問に答えたくなさそうに見えるだろうか、それとも喜んで答えるだろうか? また、管理職は心から話しているように見えるだろうか、それともただ台本を繰り返しているだけのように見えるだろうか?
これらは、注意を払うべきサインだ。企業文化に関しては特に、言葉よりも振る舞いが物を言う。面接では、次のような質問をすることを考えよう。
・企業文化を1、2単語で表すとどうなりますか?
・企業文化はどのようなものですか?
・仕事環境についてもっと詳しく教えてくださいますか?
面接官を“面接”することで、直接尋ねなくとも企業文化について見識を得ることができる。例えば次のような質問だ。
・御社に勤める上で気に入っている部分は何ですか?
・御社に勤めてどれくらいですか?
・これまで働いてこられた会社と御社はどう違いますか?
働き始める前に、一緒に時間を過ごすことになる人たちについて何らかの知識を得ておきたいはずだ。職場での人間関係がどのようなものかについてより確実に感触をつかむため、次のような質問をしよう。
・私は誰と最も緊密に働くことになりますか?
・一緒に働くチーム/管理するチームについて何か教えてください。
・仕事は共同で行われることが多いですか、それとも自分一人で行うことが多いですか?
質問の時間は、面接の間に話題に上がったことの中で100%確信が持てなかったことを明確にする良い機会だ。次のような点を尋ねよう。
・面接では〇〇についてお話しされましたが、より詳細に説明していただけますか?
・次のステップは部署長との面接になるということで合っていますか?
部屋を出る前に、次のステップと今後の流れについて理解しておくようにすること。次のような質問をしよう。
・面接プロセスでの今後のステップはどうなりますか?
・いつ頃連絡をいただけますか?
・他に何か私の方からご提供できるものはありますか?
面接で避けるべき質問や話題は少ししかない。まず、どれだけあなたに重要だったとしても休みや休暇の方針については尋ねないこと。また、給与や福利厚生に関する質問は時期尚早で、人材を必要としている管理職はどちらにしよ答えないので尋ねてはいけない。在宅勤務に関する質問は、募集要項に仕事の一要素として記載されていない限り避けるべきだ。最後に、グーグル検索をすれば分かるような質問は必ず避けること。
※Forbes JAPANのWEB記事より転載