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デジタルトランスフォーメーション(DX)の波が加速する中、第二創業期を迎え躍進を続けるZEIN。世界4大会計事務所や総合コンサルティングファーム出身のIT×コンサルの精鋭たちが築き上げた同社は、中規模ながら市場で確固たる立ち位置を確立している。2017年、大手SIerからの転身を決意した山岡朝希もその一翼を担う人材だ。コンサルティング未経験から出発しながらも、現在では100名超の大規模プロジェクト内で活躍するマネージャーへと成長。その飛躍的なキャリア変革を可能にしたのは、ZEINが培ってきた独自の企業文化と人材育成哲学だ。

長く勤めた大手SIerからコンサルに挑戦

新卒入社した大手SIerでは、山岡はシステム開発の最前線で約8年間キャリアを積み上げた。しかし30代を迎え、持続可能なキャリア形成の視点から職業人生を再考する時期に差し掛かっていた。そんな折、社員からの誘いを受け、可能性を感じたZEINにシニアコンサルタントとして転身。コンサルティングという未踏の領域ではあったものの、前職で培ったスキルの延長線上にあり、自身の専門性を新たなステージで発揮できる絶好の機会だと直感したという。

「ZEINでの私のキャリアはRPA(ロボティクスプロセスオートメーション)の開発・導入プロジェクトから始まりました。クライアントニーズの把握から実装、運用までのプロセスは前職と共通点が多く、順応は早かったと思います。現在は大手コンビニチェーンの社内・関連会社が利用するシステムの共通基盤構築/運用プロジェクトを100名強のチームで推進中です。大規模プロジェクトでは個別最適に陥りがちなので、マネージャーとして明確なルールと標準化を図り、全体の整合性を確保することが重要な役割です」(山岡)

顧客の思いに共感し、長期的な最適解を探る

ZEINの強みはデジタル技術を駆使した業務変革や効率化、コスト最適化の提案にある。そうした専門領域を基盤としながらも、山岡は大手食品卸売企業における人事領域のコンサルティングという未踏の分野にも挑戦。クライアントの思いに共感し、改善に向けて主体的に提案できたことが、コンサルタントとしての視野を広げる転機になったという。

「そのクライアントの特筆すべき点は、テクノロジーを目的ではなく手段として位置づけ、従業員のウェルビーイング向上を最優先課題としていた視点です。このような課題を提示された場合、SIerでは自社ソリューションの枠内での提案に限定されますが、ZEINではそうした制約なく、クライアント固有の課題に対して最適な解決策を柔軟に構築できる自由度があります。このプロジェクトこそが、コンサルティングの醍醐味を体感できた転機となりました」(山岡)

「本気で仕事をしたい人」にベストな環境

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ZEINが、コンサルファームとして特に強みとするのは「スピード」「顧客との長期的な関係構築」「品質維持」の三点だ。大手外資系企業では本国の承認や決裁に時間がかかることも多いが、経営陣との距離が近いZEINの意思決定はスピーディーで、品質にも妥協しない。

「昨今台頭する新興ベンチャーファームとZEINの決定的な違いは、その組織設計と価値提供の姿勢にある」と山岡は言う。

「多くの新興ファームが営業とデリバリーを分ける”分業モデル”を採用し、個人プレーヤーの能力に頼った短期的成果を追求する中、ZEINは一貫してチームベースのアプローチを堅持しています。また、ZEINではプロジェクト全体を通じて同じチームがクライアントに寄り添い、持続的な関係性を構築していくことを重視しています。規模の拡大や売上至上主義ではなく、クライアントの課題を解決する徹底した品質へのこだわりがZEINの特徴かもしれません」(山岡)

この「クライアント中心」の考え方は、自身のやりがいにも直結している。山岡は自身の経験を踏まえながら、大手企業とZEINの仕事の本質的な違いについて語る。

「クライアントに自分を直接頼って相談してもらえること、戦略パートナーとして継続的に選定していただけることが、仕事の喜びにも繋がっています。大手組織では不可避だった階層的な意思決定プロセスとは対照的に、ZEINでは経営層との距離感の近さがビジネス判断の俊敏性を実現しています」(山岡)

ZEINの組織文化を特徴づけるのは、社員一人ひとりの多様な働き方やライフステージへの理解と柔軟な対応だ。山岡はその実例の一つでもある。同社で育児休業制度を活用し、キャリア継続を実現した経験から、「復職時には人事部門による1on1などで会社の状況を共有してもらい、スムーズに戻ることができました。性別を問わず自分のペースでキャリアを築ける環境が大きな魅力です」と山岡は語る。個人の事情に配慮しながらも、プロフェッショナルとしての成長を支援する姿勢が、社員の安心感と帰属意識を高めているといえるだろう。

また、大手企業からの転職者が直面する最大の障壁は、「自分で考え、動く」という自律型意思決定文化への適応だろう。ZEINではこの移行をサポートするため、入社後6ヶ月間の構造化された1on1プログラムを実施。各人のバックグラウンドに応じたパーソナライズされた支援体制で、個々の課題を解決し、能力を最大化する環境を整えている。このようなプロフェッショナル重視の組織風土が、社員の主体性と心理的安全性を両立させる基盤となっているのだ。

創業期から培ってきた卓越したクライアントリレーションシップを基盤に、ZEINは現在、山岡のような実力あるミドルマネジメント層と次世代のタレント獲得に注力している。後の成長戦略として、独自開発のDXソリューション強化とグローバルテクノロジーを活用したサービス拡充を推進。テクノロジーに精通した「総合系コンサルファーム」としての市場地位確立へと着実に歩みを進めている最中だ。

誰でも「バイネームで頼られる」社員を目指せる

企業のブランドパワーに依存した業務提供ではなく、「自分の提案力に値段がつく仕事」に取り組めるのがZEINの特徴であり魅力だ。山岡に仕事の価値観と、今後のビジョンを聞いた。

「私が仕事で重視しているのは“効率”です。それは目先だけということではなく、はじめから高品質なソリューションを提供すれば、その後の工数を削減できるというトータルでの考え方。そうした視野の広さも、コンサルタント及びマネージャーにとって必要な要素だと思います。今後は、先ほどお話しした食品卸企業との出会いをきっかけに、ZEINとして人事系領域の支援を開拓していきたいと考えています」(山岡)

ビジネス環境の変化が加速する現代、固定化された組織構造や硬直的な企業文化の中で、キャリアの停滞感や可能性の制約を感じている優秀な人材は少なくない。山岡はそうした潜在的なポテンシャルを持ちながらも環境に制約されている人材に対し、深い共感を示す。

「大手にいた時の自分は“何千、何万人のうちの一人”であり、会社の小さな歯車でしかない、と感じていました。でも、今ではバイネームでクライアントから相談を受けることが大半です。ZEINでは、自分が“会社を構成する一員”として認められていると感じられます。もし仕事に対し閉塞感を抱えている方がいたら、ぜひ当社で一緒にやりがいのある仕事を追求しましょう」(山岡)

ZEINは自らの可能性を信じ、主体的に新たなキャリアパスを切り拓こうとする人材を、組織全体で支援する企業文化を大切にしている。一人の挑戦が全員の成長につながる—そんな共創的な環境こそが、同社の持続的な発展と第二創業期における飛躍を支える原動力となっているのだ。

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Promoted by ZEIN | text by Nayu Kan | photographs by Yoshinobu Bito | edited by Mao Takeda